洗練されたオンラインコースを提供するための6つのツール

こんにちは、井村尚弥です。

この記事では、ココナラやUdemyでコンテンツビジネスをスタートさせ売り上げを構築できた方が次に進むべきステップとして、独自ドメインで洗練されたオンラインスクールを立ち上げ、Udemyで販売している商品をブログ経由でも販売したり、独自商品を販売してさらに利益を増やす戦略を紹介します。

その中で最初に使うべきツール類もご紹介しますので、迷うことなく自社でのオンラインコース販売を進めていけるものと考えています。

ただ、オンラインコースを提供するステージは繰り返しになりますが、Udemyでオンラインコースを販売できるようになり、毎月最低1コース制作できるペースを掴めた段階くらいから検討してください。

なぜならいくつかのツール類を購入して使用することになるので、既にココナラやUdemyで売り上げがない段階ではコストが心理的ストレスになる可能性があるからです。

ということで、今のこのコースを見ている段階では、将来的にこういうこともできるんだな、これくらいのコストが必要になるんだなということを押さえておけばOKです。

結論として推奨するツールは以下の通りです。

洗練されたオンラインコースを提供するためのツール
  1. LearnDash(有料):米国で実績のあるLMSプラグイン
  2. Vimeo Pro(有料):ビデオホスティングツール
  3. WooCommerce(無料):決済ページ
  4. Elementor(無料):ページビルダー
  5. BuddyBoss(有料):LearnDashデザインアップグレード
  6. Cartflows(有料):セールスファネル用ツール

LearnDashとVimeo Proは必須です。WooCommerceとElementorは無料なのでこれも必須と考えてください。BuddyBossとCartflowsはあなたのマーケティングやデザインに合わせて導入すると良いと考えています。

このページで確認できること

従来のオンラインコースの提供方法と問題点

まず最初にあなたも経験あると思いますが、日本のオンラインコースや教材はほとんどの場合、WordPressのテンプレートを使って提供されています。しかも、10年前に販売されて更新されていないようなテーマを使って今でも教材を販売している人も多いです。

それだと購入した人も学習意欲が減退し投資したコストを回収することができず、あなたのオンラインコースを二度と購入しなくなるリスクもあります。

まずは従来型の教材やオンラインコースの問題点を見ていきましょう。

WordPressでの従来のオンラインコース提供

特徴をリストにすると以下の通りです。

  • サブドメインやディレクトリサイトにパスワードをかけて提供している
  • 日本の教材販売者がほぼこの形式
  • 動画はYouTube

ほぼワードプレスの投稿ページを使って単にYouTubeの限定公開動画を埋め込んでいるだけのページになっていますし、サイドバーにセクションやレッスンが並んでいるのですが、実際にどこまで視聴したかなどは表示されていません。

ちなみに私の提供しているオンラインコースのビューは以下の通りです。かなりこちらの方が洗練されていると思いませんか?

WordPressでの従来のオンラインコース提供
WordPressでの従来のオンラインコース提供

その他にも従来式の教材提供方法にはオススメできない理由があります。

あまりおすすめできない理由

あまりおすすめできない理由
  • オンラインコース仕様にするために工数がかかる
  • カテゴリの設定や各種レッスンとの連携を意識してコンテンツを作る必要がある
  • パスワードを共有されたら終わり
  • コースごとにパスワードが違いコース購入者からすると各コースのパスワードを全て管理しなくてはならず利便性が悪い
  • YouTube動画の埋め込みが小さくなっていたりフォーマットが統一されていない

このような課題があるわけです。一方で、、、

海外のオンラインコースのツールは洗練されている

海外のオンラインコースのツールは洗練されている
海外のオンラインコースのツールは洗練されている

海外のオンラインコース提供は、オンラインスクール形式を取っているので以下のような点で非常に洗練されています。

海外製オンラインコースツールの特徴
  • ユーザー(購入者)は一つのパスワードで購入した全てのコースを視聴できる
  • コース提供ページと販売ページが連動しているので手間が少ない
  • オンラインコースに最適化されたフォーマットのため、セクションやレッスンを入れていくだけで見栄えの良い、学習しやすいオンラインコースができる
  • 動画フォーマットがPC・モバイル双方に最適化されていて視聴しやすい

従来の日本の教材提供方法は売り手目線で楽に提供できるのかもしれませんが、購入した側からすると非常に使いにくい点がありました。海外のオンラインコース提供ツールは従来型の問題点はほとんど払拭されていて学習する側からしてもとても集中することができます。

また使用するツールによっては以下のような機能も付加することもできます。

  • 販売を増やす戦略が使えるものもある
  • 有料のビデオホスティングが無制限で使える
  • 決済機能を付属しているものもある

では具体的にどのようなツールを使うと洗練されたオンラインコースになるか解説します。

オンラインコースを提供するためのツール

まず、ビデオを保存して再生する場所(ホスティング)を個別に準備するか、ホスティングも含めて提供されるものを使うかに分かれます。

結論から言えば、ホスティングも含めたサービスは高額になりますので、この段階ではオススメできません。最初は面倒かもしれないがコストを抑えたツールを使うことをお勧めします。

ということで、ビデオホスティング機能を個別に準備するケースでのオンラインコースツールについて説明します。

ホスティング+WordPressプラグインでオンラインコースを提供する(スタートアップ向け)

まず最初にホスティングサービスの選択についてです。今まで日本の教材販売者から購入するコース動画はほぼYouTubeですよね。YouTubeでも最悪選択しても構わないのですが、動画再生後関連動画が出てきて学習の邪魔をするというリスクがあります。

なので有料のホスティングサービスを利用することをオススメします。有料ホスティングサービスはほぼ一択です。

ビデオホスティング:Vimeo

オンラインコースのビデオホスティングツールVimeo

Vimeoは無料でも使うことができますが、アップロードできる容量や転送量が制限されるのでUdemyでコースを複数提供するレベルでしたら、Vimeo Proがオススメです。

次からいよいよ、オンラインコース提供ツールについて解説します。

オススメのオンラインコース提供ツール(LearnDash)

オンラインコース提供ツールLearnDash
オンラインコース提供ツールLearnDash

LearnDashはWordPressのプラグインでオンラインコースを提供できます。LearnDash単体でもスタイリッシュで洗練されたオンラインコースを提供することが可能です。

LearnDash は、その全体的な速度、機能セット、および印象的なオンラインコース設計により、多くのFortune500企業や主要大学で使用されています。コンテンツのドリップ形式での提供、コースの販売、学習者への修了証明書の発行、アクションに基づくトリガーのアクティブ化のためのツールを備えた理想的な機能を有しています。

価格も年間契約で約2万円と手頃です。

  • 年間189ドル(約2.2万円)
  • 10サイトまで構築可能

もちろんLearnDashと無料のテーマを使えば、スタイリッシュなオンラインコースを提供可能ですが、単体では一部機能不足となるので無料または有料のプラグインやテーマを追加して使うのをオススメします。

LearnDashを使う場合におすすめのオプションサービス無料編

まず無料で使えるプラグインの中で絶対に入れておいてほしいのは、

の2つです。

WooCommerce

オンラインコースの決済に便利なWooCommerce
オンラインコースの決済に便利なWooCommerce

WooCommerceは基本的に有形商品を販売する通販サイトを運営する事業者向けに提供されているプラグインですが、無形のオンラインコース販売などもできます。日本でも使っているユーザーが多いので日本語解説のブログや記事がたくさんあり、使い方に困ることはほぼありません。

WooCommerceを使う理由としては、LearnDashの決済機能だけだと決済ページが貧相に見えるのできちんとした決済ページを使うようにするためと、複数の商品を一度に販売(バンドル)したり、ある商品をカートに入れたときにオススメ商品を表示させる機能(クロスセル)を追加するためです。

LearnDashとWooCommereはプラグインで連携することもできますので、幅広いオンラインコース販売が可能になります。しかも、WooCommerceは基本的に無料なので追加コストなしで使える素晴らしいプラグインです。

Elementor

オンラインコースページのページビルダーElementor
オンラインコースページのページビルダーElementor

次に紹介するのは、Elementorというページビルダーツールです。ブログ記事に使うよりも、かっこいい商品ページやコースページを作るときによく使います。海外製ツールですが、日本にも多くのファンがいるので使い方がわからなければ日本語の解説ページがいくつも出てきます。

Elementorを使う利点としては、以下の2つです。

  • コードの知識がなくても簡単にかっこいいページを作れる
  • ビジュアルエディターで表示内容をそのまま加工できるので短時間で自分の思った通りの編集が可能

直感的にブロックやボタンを追加したり、日本製のページビルダーのように編集画面と表示画面が別ということもなく、表示画面を編集するイメージで作業できるので作業とイメージが一致するため、編集作業がサクサク進みます。

しかも、基本機能は無料で使えるのが嬉しいところです。

LearnDashを使う場合におすすめの有料オプションサービス

ここからはLearnDashと合わせて使いたい有料ツールついても記述しておきます。

BuddyBoss

LearnDashのコースページの価値を上げるBuddyBoss
LearnDashのコースページの価値を上げるBuddyBoss

BuddyBossはオンラインコースだけでなく、メンバーサイト、コミュニティサイトを構築することもできるWordPressテーマです。BuddyBossもLearnDashと連携する機能を持っているのでシームレスにかっこいいサイトを作ることができます。

  • LearnDashのテンプレートを洗練されたフォーマットに変えてくれる
  • Udemyコースのような販売ページが簡単に作れる
  • SNSのようなコミュニティ構築も可能
  • 年間228ドル(約2.7万円):1サイトのみ

特に、Udemyのようなフォーマットのデザインがデフォルトで実装されているので、メイン部分をElementorで編集するだけでほぼUdemyのようなコース販売ページが出来上がります。

Cartflows

オンラインコースでセールスファネルを作るCartflows
オンラインコースでセールスファネルを作るCartflows

次にCartflowsですが、こちらはセールスファネルと言われるマーケティングを行うために使うことができます。無料レポートでメールアドレスを取得して、すぐにアップセルを行い、さらに購入者に高額商品を販売する、というような多段階のセールスを行うことができます。

CartflowsもLearnDashやWooCommerceと連携機能を有しているので、特に難しい設定をしなくても使うことができます。

  • セールスページやセールスファネルの作成が簡単にできる
  • LearnDashやWooCommerceと連携している
  • 年間239ドル(約2.8万円)

ホスティング付きツールを使う場合(中上級者向け)

ここからはホスティング(Vimeo)を契約せずに、ホスティング含めて全部の機能を含んだオールインワンのオンラインコース提供ツールです。最初の方でも述べましたが、これらのツールは基本料金が高いので、既にUdemyで大きな成果を上げていたり、他で十分な利益が得られている方向けです。

Kajabi

  • 上級者向け
  • メール配信サービス含めて全ての機能を備えているが高額
  • 月額199ドル→年間2,388ドル(約29万円)
    • ホストできるコース数は15まで

Kajabiは私が最初に使ったツールです。とてもよくできたツールで、オンラインコースを提供するだけでなく販売ページ作成やメールアドレスの取得、ステップメール、決済などほぼ全ての機能を持っています。

ただ、、、、高いです。。。一番安いプランでも月額159ドル(約1.8万円)にもなり、しかもコースは3つしか持てません。Udemyでオンラインコースを量産する戦略には基本的に合わないです。

Teachable

  • 中上級者向け
  • アップセル、コーチングなどの機能がある
  • 最低月額99ドル→年間1,188ドル(約14万円)
    • ホストできるコースは無制限

TeachableはKajabiが高すぎたので2番目に利用したツールです。Teachableは無料でも使えるので非常に便利がいいです。ただ、料金としてはしっかりと機能を使う場合は月額99ドル(1.2万円)もしますので、年換算で考えると非常にコストがかかります。

しかも個人的にはページビルダーがあまりよくないのでHTMLで編集する必要があったりと手間と時間がかかりました。あと、他のページビルダーやメールサービスとの連携にはZapierという連携ツールを契約して毎月3千円以上払う必要があるので予想以上にコストがかかります。

Podia

  • 中級者向け
  • 決済ページなどが英語のままで編集できない
  • 月額79ドル→年間948ドル(約11万円)
    • ホストできるコースは無制限

Teachableに嫌気がさしたので次に使ってみたのがPodiaです。PodiaもほぼTeachableと同じ機能を使えますが、基本料金が非常に安いです。しかもステップメールも送ることができます。

ただ、残念なのは決済画面が英語になってしまうのでお客様が英語に違和感ない方であればいいのですが、一般的な日本人向けにサービスを販売するとなると実用性は下がります。

ということで、最終的にはLearnDashと各種オプションサービスを使うことで同じことがかなり格安にできると知った段階から、上記のKajabi,Teachable,Podiaを捨ててしまいました!

まとめ

summary

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事では、ココナラやUdemyでコンテンツビジネスをスタートさせ売り上げを構築できた方が次に進むべきステップとして、独自ドメインで洗練されたオンラインスクールを立ち上げ、Udemyで販売している商品をブログ経由でも販売したり、独自商品を販売してさらに利益を増やす戦略を紹介してきました。

結論としては、以下の4つのツールを使って素早く独自スクールを構築することです。

  • LearnDash(有料):米国で実績のあるLMSプラグイン
  • Vimeo Pro(有料):ビデオホスティングツール
  • WooCommerce(無料):決済ページ
  • Elementor(無料):ページビルダー

余力があればさらに以下の有料プラグインを購入して販売力やサービス力を高めてください。

  • BuddyBoss(有料):LearnDashデザインアップグレード
  • Cartflows(有料):セールスファネル用ツール

繰り返しになりますが、このコースを受講している段階ではすぐにこれらのツールを購入して使うことはないかと思うので、Udemyコースを量産できるようになり、毎月の利益が安定してきたら次のステージの目安として参考にしてください。

ではでは!

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