こんにちは、井村尚弥です。この記事では、あなたの構築したブログに訪れた読者をメルマガに登録してもらい、ネットビジネスの収益を底上げするために必要なコンテンツや成約率を上げるポイントをお伝えしていきます。この記事を読めば、
- メルマガ(マーケティング)の基本構造が理解でき
- メルマガに必要パーツの作り方を理解し
- 反応の高いメルマガシステム構築のコツ
を知ることができます。そうなれば、あなたはオーガニックアクセスの収益化だけでなく、メルマガからも収益を上げることができ、一つの媒体運営で倍以上の利益を確保することができます。
ぜひ最後まで記事をご覧ください。
これまで以下のステップを進んでいきた方向けへの解説になります。もし、まだみていないよーという方はこの記事を読む前に一読しておいた方が吸収が早くなります。
では解説していきますね。
本記事の信頼性
- ネットビジネス歴9年以上
- 月間最高200万円
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- メルマガ読者1500名
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関連:井村尚弥のプロフィール
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リストマーケティング導入でブログが資産化する
この記事で解説するメルマガとは正確には
- メールマーケティング
- リストマーケティング
のことを指します。
つまり、メルマガとは、単にメルマガを発行することが目的ではなく、
- ブログで戦略的にあなたのターゲットとなる人を集めて
- お客様に必要な商品を提案(オファー)して
- 収益を得ることが目的
のマーケティング戦略になります。
プル型とプッシュ型マーケティングの違い
簡単なマーケティングの話ですが、
- ブログをプル型マーケティング
- メルマガをプッシュ型マーケティング
と分けることができます。
ブログは検索エンジン経由で訪問した読者が記事を読み必要に応じて商品を買います。あくまで購入者主導で必要な情報を見つけて商品を購入します。これをプル型マーケティングまたはインバウンドマーケティング、と呼びます。
一方で、メルマガはメールで商品の良さを伝えて購入を促すことができます。いわゆるプッシュができることから、プッシュ型マーケティングと言われます。
どちらが有利不利ということはありません。
プル型は常にニーズのある新規客を呼び込み価値を提供しますし、プッシュ型はメルマガに登録した読者に対して定期的に何度でも商品オファーができます。
つまり、ブログだけだと、プル型マーケティングしか行っていないことになります。もちろん、ブログだけでも大きな収益を上げることはできます。しかし、両方使った方が優位にビジネス構築を勧められることは間違いありません。
だから、ブログ構築したらメルマガもやりましょう😀
顧客台帳を作りましょう、ということ
もう一つ別の観点からメルマガの重要性をお伝えします。
江戸時代、火事の際、商人が最初に持ち出すものは何だと思いますか?
お金ですか?商品ですか?
・
・
・
答えは、大福長(顧客台帳)です。
というのも、当時の商人は、以下のように考えていたからです。
それだけ顧客台帳、メルマガでいうリスト(読者)の価値は非常に高いわけです。
メールマーケティングの収益化の仕組み
さて、ここまでお読みいただき、
- メルマガはプッシュ型マーケティングでブログとは違うということ
- メルマガリストはあなたのファンになる可能性と継続した収益をもたらすこと
- 顧客台帳(リスト)は商品やお金より価値があること
をご理解いただけたと思います。
あれ、そうだっけ?
という方もいるかもしれませんが、まあ、そのように覚えていただければ間違いはありません。
さて、ここまで来ると、
なんかメルマガ楽しそう!ワクワクするし!早くやり方を教えてちょうだい!!!
という方もいらっしゃると思います。
わかりました。では次にメルマガの基本的構造をお伝えしていきますね。
メルマガ、メールマーケティングの基本的な構造は以下の通りです。
メルマガの基本構造
流れとしては以下の通りです。
メルマガの流れ
- ブログ、YouTube、無料レポートスタンドなどからメルマガに登録される
- ステップメールで価値提供し最後の方でオファー(商品販売)を行う
- オンラインコースなどの商品やアフィリエイト特典をお渡ししさらに価値を提供する
この流れに沿ってシステムを構築していくことでメルマガのセールスシステムの基本構造は完成します。
意外と流れはシンプルではないですか?
マーケティングの王道
しかし、このメルマガ構造というのは、別にオンラインコースやコンサルティングを販売する方法に特化したやり方ではありません。
よくインターネットやテレビで広告されている健康食品なんかはこのマーケティング手法を使っています。
など、これからは「お試し商品」として980円などの定価から大幅値引きして商品を提供することによって、「顧客リスト」を獲得しています。
その後のマーケティングは各社さまざまですが、一般的には
一般的な企業のリストマーケティング手法
- メールでのステップメールオファー
- 電話でのアンケート兼オファー
- 申込直後のスペシャルオファー
という形で本来販売したい商品をオファーして利益を得ています。
ダイレクトレスポンスマーケティングの特徴
彼らがこのリストマーケティングで準備しているコンテンツは以下の通りです。
マーケティング要素
- リードマグネット(お試し商品)
- ランディングページ(お試し商品を申し込むページ)
- セールススクリプト or ステップメール(本番商品のオファー)
- セールスページ(本番商品の販売&決済ページ)
このシステムはアメリカで開発されたダイレクトレスポンスマーケティング(以下、DRM)という手法になります。
このDRMの特徴は、反応を計測できる点です。
インターネットが導入されたことにより、
- ランディングページに来た人数
- 登録された人数
- 本番商品を購入した人数
- 購入後に途中解約した人数
これらを計測することができます。
すると、登録された人数をページに来た人数で割ると、登録率という指標が出てきます。この数字が高ければランディングページの内容が良いと判断できますし、逆に数字が悪ければ、改善するトリガーになります。
このように数字管理できるようになると、以下のメリットがあります。
DRM導入のメリット
- 登録率、成約率、月額会員の継続率などがわかりますから、ある程度利益を計算できる
- 利益が計算できるようになれば、オーガニックアクセスだけでなく、Googleアドワーズ、Facebook広告などの有料広告を使って集客しても利益が残る
- 顧客リストを集めておけば、仮に最初に商品購入に至らなくても、時期をずらして再度オファーすることで成約させることもできる
ビジネスをやる上でメリットしかないわけですね😀
リストマーケティングに必要なコンテンツ
さて、ここまでDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)を使ったリスト(メール)マーケティング(メルマガ)の優位性はご理解いただけたと思います。
次にこのリストマーケティングに必要なコンテンツについて解説していきます。リストマーケティングに必要なコンテンツは以下の通りです。
リストマーケに必要なコンテンツ
- 販売商品(アフィリエイトの場合は特典)
- セールスページ(アフィリエイトの場合はレビューページ)
- ステップメール
- ランディングページ(メルマガ登録ページ)
- リードマグネット(メルマガ登録プレゼント)
逆算でコンテンツは作らないとダメな理由
個別のコンテンツについて説明する前に重要なことをお伝えしておきます。それは、
ということです。どういうことか。
ほとんどの人は最初にブログから作り始めます。記事を入れたり、デザインを修正したり。さらにはYouTubeで集客用の動画を作ったりもします。人によってはFacebook広告を使ってアクセスを集める人もいます。
つまり、「集客フェーズ」からスタートしてしまう人がほとんどです。
もちろん、集客フェーズも非常に重要なことなのですが、思わぬ落とし穴もあります。それは、
集客ばかりやっていて何も売らない状態が続く
ということです。
このページをご覧になっているということは、
- 自社商品を販売して利益を得たい
- アフィリエイトで利益を得たい
という思いがあるはずです。
最終目標は利益を得ることです。
しかし、集客からスタートしてしまうと、いつまでも集客ばかりやってしまい、肝心の商品を販売したり、アフィリエイトしたりして、利益を得るところまで進まない状態が続きます。
根気がある人であればそれでもいいですが、多くの人は「なるべく早く利益を得たい」と思いながらビジネスを構築しているわけで、そんな中で
いつまでも利益が上がらないとモチベーションも下がって作業が止まります。
作業が止まると全てが止まります。
マーケティングコンテンツの鉄板ステップ
マーケティングの概念としては、
知っておきたいマーケティング概念
- システムを最初に構築する
- そのシステムにアクセスを流し込む
と理解してください。
そう考えると構築順序も自ずと決まってきます。以下の図の右側から順番に構築することです。
システムの構築ステップ
- 販売商品(アフィリエイトの場合は特典)
- セールスページ(アフィリエイトの場合はレビューページ)
- ステップメール
- ランディングページ(メルマガ登録ページ)
- リードマグネット(メルマガ登録プレゼント)
最初に売るものから作り、販売ページ、セールスメール(ステップメール)、ランディングページ、リードマグネットと作っていきます。
この順番はフォーマットとして覚えておくようにしてください。
それではそれぞれの各コンテンツについて説明していきます。
販売商品(アフィリエイトの場合は特典)
まず一番大事なのは、「何を販売するかを決めること」です。
ここが決まらずにブログやYouTube動画を制作しても、全くマネタイズすることはできません。先ほども書きましたが、ビジネスは逆算です。
あなたはこの起業ステップシリーズの1、2で自己分析とペルソナを決めてきました。そこでは、あなたは自分の強みを理解し、さらに顧客の悩みを解決するノウハウをマッチングさせているはずです。
もしまだ完了していないのであれば、もう一度ステップ1、2を見返しておくことをお勧めします。
関連記事
もしオンラインコースの作成方法などを詳しく知りたい方は私が提供しているUdemyコースを受講してみてください。
参考:コンテンツビジネススタート講座 – あなたの強みを抽出しオンラインで販売するため重要ノウハウをステップで解説
セールスページ(アフィリエイトの場合はレビューページ)
次にセールスページについてです。もしアフィリエイトを行う場合にはレビューページになりますが、内容はほぼ一緒です。
販売商品を魅力的に見せるためにコピーライティングの技術を使ってセールスページを書いていきます。
このセールスページは、セールスレターとかレターとか呼ばれることもあります。もともとインターネットになる前は手紙でセールスを行っていたことから、その名残が今でも残っています。
セールスページの構成要素としてよくコピーライターに使われるのが、AIDMA(アイドマ)の法則です。
AIDMAの法則
- Attention: 商品の存在を知る
- Interest: 「自分の悩みを解決してくれそうだ」と認識し、興味を持つ
- Desire: 商品の特徴を認識し、欲しいと感じる
- Memory: 商品を記憶し購入を検討する
- Action: 商品を購入する
この流れでセールスページを書けば心理的に商品を購入したくなる人が増えるということです。比較的昔から使われ続けている鉄板の法則です。
私も同じような流れでセールスページを書きますので、こちらを参考にしてあなたの商品の特徴やメリットを書いていきましょう。
ステップメール
次にステップメールです。ステップメールとは、メルマガ登録者にメールを届けて価値を提供し、最終的に商品をオファーする方法です。
細かいテクニックはあるのですが、超シンプルにお伝えすると以下の流れでメールを送ってみてください。
ステップメールの簡単な流れ
- コンテンツ提供
- コンテンツ提供
- コンテンツ提供
- コンテンツ提供
- コンテンツ提供
- さらに上位版の商品を告知する
- セールス開始
- 追撃を行う
- 追撃2
- 締め切り
前半5通目まではメルマガ登録者に価値を提供しまくってください。
基本的にメルマガに登録した方はあなたのことを知りませんし、たくさん来るメールの中の1通ですからあなたのことは覚えていません。なので価値提供が重要になるわけです。
お、この人面白いな。すごいな。
と思わせることが非常に重要です。大したことない人からお金を出して商品は購入しませんからね。
6通目でさらに高度なことを学べる商品があることを告知して、次の日からセールスを行っていきます。セールス期間は3日間が一般的です。最終日は「本日で終了です」としっかりお知らせして終了です。
実際にどれくらい売れるものなの?
ここ、気になりますよね。
一般的に成約率は価格によりますが1万円以上となった場合の成約率は10%いけばかなり高いと言われています。
ということは、10人のうち9人は買わないわけです。ちょっとガッカリしましたか?😅
でも、会ったことのない人から高額な商品を購入するのですから、そこまで成約率が高いわけがありません。この点認識した上でセールスを行っていきましょう。
ランディングページ(メルマガ登録ページ)
次にメルマガ読者が登録するランディングページについてです。多くの人はセールスページとか商品とかに気を取られがちですが、
このランディングページで
- 価値の高い無料プレゼントを用意して
- どんな人にこのプレゼントを受け取って欲しいのか
- 逆に受け取って欲しくない人はどんな人なのか
- プレゼントを受け取ったらどうなれるのか
をしっかり提示します。
もちろんこの時点でメルマガスタンドを借りていないとメルマガ読者は登録できませんから、コスパの良いスタンドを借りておきましょう。
リードマグネット(メルマガ登録プレゼント)
最後にリードマグネット、メルマガ登録した方にプレゼントするコンテンツについてです。リードマグネットとして一般的なのは、無料教材や無料レポートです。
有料級と呼ばれるコンテンツを作ってまずあなたの価値を認識してもらいましょう。
DRMで高い反応を得るための3つのポイント
最後にこのメルマガ、DRMマーケティングで高い効果を得るための3つのポイントを紹介します。この方法は鉄板ですので、ぜひ取り入れて速攻で売り上げを獲得してください。
ポイント1:速攻勝利をもたらずリードマグネットの力
まず最初に、先ほど紹介したリードマグネットです。このリードマグネットの効果が高いほど、ステップメールでの成約率が上がります。
ユープレナー起業術で最も強調されていたのは以下の点です。
リードマグネットの必須要件
- 潜在客に速攻勝利をもたらすこと
- 素早く解決すること
- 最低でも1万円の値段をつけられるコンテンツを提供すること
- 初歩的な知識を提供して速攻勝利をもたらすこと
結構ハードル高く感じるかもしれませんが、これをやる人がビジネスでは成功していきます。あなたも副業でもビジネスでも成功したければ乗り越えてください。
その上で、以下のコンテンツを販売するのが王道です。
- オンライン講座を1万円〜5万円
- 発展的な利用法
その場限りで終わらずに、次回のビジネスにつなげ、長期的な顧客を獲得していきましょう。
ポイント2:新規登録者へのフォローは手厚く!
こちらはステップメールでの注意点です。
ステップメールの序盤はとにかく価値を提供することです。もちろんメルマガスタンドでステップメールの設定をしてくださいね。
その上で以下の流れを作ります。
ステップメールは価値提供が重要!
- 登録
- お礼
- コンテンツ提供
- コンテンツ提供
- コミュニケーション
- コンテンツ提供
- コンテンツ提供
- コミュニケーション
という感じでとにかく価値(コンテンツ)を提供して、「お、この人すごいな」と思わせて、コミュニケーションを引き出してください。
ポイント3:質問を積極的にもらう
人は一貫性の法則がありますから、一度コミュニケーションを取り始めると「商品を購入する流れ」になります。
できたら、追加の無料特典を準備して質問してくれた方にプレゼントしていきましょう。そして、できる限り情報を集めて欲しいものを提供しましょう。彼らが欲しいというものを販売しましょう。
以下の施策を施してみてください。
- 質問で追加特典プレゼント
- アンケートに答えると追加無料特典
- Skypeしたら無料コンサル
さらに、質問の回答は画面収録動画で回答すればさらに質問者はあなたのファンになって商品購入の確率が上がりますよ。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。この記事では個人や中小企業が行えるインターネット上のマーケティング戦略について詳しく解説してきました。内容としては、以下の通りです。
- DRMとブログのマーケティングの意味の違い
- DRMは顧客台帳づくり=資産形成
- DRMはマーケティングの王道戦略
- DRMに必要なコンテンツと失敗しない作成順序
- 各種コンテンツの作成方法
- DRMで高い反応率を得るための3つのポイント
かなり濃い内容をお伝えしてきましたので、文字数も1万文字に迫ろうかとしています😅
ですが、全部理解して今後のビジネスに活かせる内容となっていますから、一つ一つメモしてマーケティングに使ってくださいね。
ではでは!
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