こんにちは、井村尚弥です。
この記事では副業でコンテンツビジネスを行う上で必ず直面する起業時の失敗例について私や私の知人の経験を元にまとめ、本来の目的からどう考えて道を外れてしまうのか、そうなってしまわないための対処法について解説しています。
この記事を読めば、これから作業する中で直面する課題を先回りして理解し、対策することができますのでスムーズにビジネス資産を構築する確率が上がることをお約束しますし、スクショかプリントアウトするなどして常に目に見える状態にしていただければと思います。
なお、この記事では以下の5つの項目を説明しています。
- シングルタスクの重要性
- 基準値と自己責任の理解
- ビジネスはゲームと一緒
- 完璧主義の弊害
- 詐欺師はいきなり現れる
また、実践すべきでないノウハウについては以下の記事のなかでにまとめているので、まだお読みいただいてない場合には、こちらもあわせて確認しておいてください。
この記事ではあなたが副業で実践するビジネスをコンテンツビジネスとして考えたときにほぼ確実に直面する課題について解説します。なお、先ほどの記事と内容が重なる部分も若干ありますが、それだけ大事ということなので一つ一つ理解して読み進めてください。
ではスタートしていきます。
コンテンツビジネス以外にいくつものビジネスを同時並行
まず最初にお伝えしたいのは、同時にいくつもビジネスを行わないことです。例えば、今回コンテンツビジネスをやる!と決めたとしても、今まで行っていたビジネスを捨てずに同時並行でやることです。
ネットビジネスは手軽にできる物がいくつもありますから、
- アドセンスブログの運用をやりながら
- スキマ時間に転売も行い
- 寝る前の1時間はFXをやり
- たまにYouTube動画を作る
みたいに無関係なビジネスを同時にしてしまう人が意外にいるんですよね。
これをマルチタスク(複数の仕事を同時に行うの意味)というのですが、もちろんマルチタスクができる人は非常に優秀ですし、傍目から見てもかっこいいですよね。アニメやドラマや小説でも、そういうヒーロー的ビジネスマンもいるでしょう。
しかし、実際に自分で行うのは無理がありますし、私も過去にやろうとしたことがありますが、全ての活動の質と行動量が落ちるため、いつまで経っても結果が出ない事態になりました。それ以来私にアドバイスを求めてくる方でマルチタスクをやっている方は全てその作業を停止させて一点集中させました。
一点集中することをシングルタスクと言います。文字通り一つのことに時間と資金を集中させることです。
ビジネスの王道は、
「小さな結果を出してビジネスにレバレッジ(てこ)をかけてスケール(大きく)させること」
です。これを目的とするならば、マルチタスクは目的と違うものを目指しちゃうことなんです。
私も含めて多くの人は普通の人ですし、スーパーマンではありません。という認識を持ちながら、結果を出すためにシングルタスクを採用し一点集中、一点突破してください。
- 本来の目的:素早く小さな結果を出してスケールすること
- 勘違い:会社の仕事のようにマルチタスクできると勘違いしちゃう
- 対策:一点集中、一点突破、結果が出てから次に行く
- 全てのメルマガの解除
- 他の全てのビジネスを停止させる
- 不要なサブスクの解除
コンテンツビジネスの起業塾に参加すれば稼がせてもらえると思う
次に本気でビジネスをやろうとするとほぼ全員が何らかのコミュニティや塾、コンサルに参加すると思うんです。その参加するときのマインドが「稼がせてもらえる」「特別な優遇措置がある」のようなお客様意識である場合が多く、そうなると30万円とか50万円以上の大金だけ払って何も得られないということになります。結果的にネットビジネスの評判が上がらないのも、こういうお客様意識でビジネスに参加して「騙された」感情を持ってしまうわけですよね。
しかし、コミュニティやコンサルにしろ、本来の目的は指導者からの先進的な技術や考え方を学び、あなた自身が実践してものにする必要があるわけです。さらに、指導者はその分野で結果を残した人なので、結果を残したマインドを吸収する場でもあるわけです。
なので、高額な投資金(30万円以上)を期間中に回収する意識を強く持ち、指導者から技術や考え方を教えてもらうというよりも”盗む”意識を持ち、行動量を最大化することが重要です。
そして、結果が出れば万々歳だし、結果が出なくても盗んだ技術や考え方を生かして継続して行動すれば、どこかの段階でブレイクスルーが起きます。そこまで見据えて自己投資を行なってください。
- 本来の目的:技術や考え方を盗むこと、基準値を上げること
- 勘違い:コンサルやコミュニティは指導を受けるのみで結果は自分次第で行動が全てなのに、そこに入れば結果を出させてもらえる、優遇してもらえるとお客様意識が働き勘違いしてしまう。
- 対策:あくまで自分の行動次第と理解する
- とにかくわからないことは質問して行動を止めない
- 結果は自己責任なので他人のせいにはしない
- サポート期間中は行動量を最大化する
- 投資金を期間中に回収する意識と行動
「私なんかにコンテンツビジネスはできない」心理的障壁
この点については以下の記事に記載しましたので引用という形で掲載します。
次にコンテンツビジネスで参加分野を決めた後で陥りがちなのが自分を過小評価してしまうことです。その分野で有名な人がいたり、実績者がいたりすると多くの人は_「私なんかがコンテンツを販売していいのか」_という疑念を持ってしまいます。
しかし、考えてみてください。
別にあなたはそんな実績者と争う必要はないのです。
あなたが伝えられるレベルの方たちをお客様とすればいいだけです。有名人や実績がある人はその分野の最下層の人たちに対してはほとんど見向きもしません。なぜなら面倒を見切れないからです。であれば、あなたはそこからこぼれ落ちる方を拾い上げて、丁寧に身近な存在としてサービスを提供すればいいだけだからです。
そう考えるとコンテンツビジネスに参加できない人、というのはいないと私は確信しています。
さらにこの内容に付け加えるならば、コンテンツビジネスの初期段階はまずはコンテンツを作って販売して経験を積むことですから、その過程で「悩む」という作業は入っていないことを理解することです。なので、目的から外れたことをやっているわけです。
で、多くの方は自分がそうであるように、「変な商品を買わされたくない」という被害意識とクレームがセットになっているので、自分にもクレームが飛んでくるんじゃないかと恐れてしまうんです。
しかし、考えても見てください。もし、あなたがここで悩んでいるとしたら、多少大雑把にコンテンツを作ったとして一般的なレベルより高いものができてしまうんです。悩むということは、あなたの品質基準が高すぎるがために起こっていることですから、逆に少し手抜きしても自信を持ってコンテンツを出していいのかも、と気楽に考えてみることです。
最後に、マインド的な話ですが、ビジネスをゲームと思ってください。
例えば、ドラゴンクエストで勇者が外のスライムが怖くて城の中にずっといてもゲームは進みませんよね。まずはスライムを倒して経験値を詰みながら、次に出てくるスライムベスやドラキーと戦いHP0になった時に初めて銅の剣とか購入して再トライするじゃないですか。
それと同じです。あなたはまだドラクエのラダトーム城の周りで戦うレベルなので何も心配する必要ありません。城の外で戦いながら(コンテンツを販売してみて)、少しずつ経験値を貯めてより高度なスキル(武器)を手に入れながら、ビジネスというゲームを戦っていくだけなのです。
- 本来の目的:まずは自分に何ができるか、特技やスキルを洗い出し、コンテンツ化することだけ。ここで悩むことは入っていない。
- 勘違い:自分の商品に猛クレームがくると販売する前に考えてしまうこと。実際にそんなことにはならないし、心配性の人は少しいい加減と思っても人より高品質な商品になることが多いので逆に評価が高くなる。
- 対策:世の中はゲームか実験場だと思って思い切り可能性探しをしてみる。ビジネスは誰も確証持って行っていないことを理解する。
コンテンツを完璧にしないとリリースできない症候群
ここも別記事で書いた内容を先に引用します。
分野が決まり、心理的障壁をクリアしても次に来るハードルは”完璧主義”です。特に日本人にはその傾向が強いです。減点方式の学校教育や受験戦争がそうさせるのでしょうか。
実際に私も昔完璧主義の傾向がありましたが、社会人3年目くらいから完璧主義でいても得することは何もないと思うようになり、かなりいい加減な性格になりました。
というのも、社会人1年目当時は完璧主義で上司から資料作成を依頼されたとしても、いつまでも提出できない状態になったことが何度もありました。で、当然ですが上司からこっぴどく怒られすよね。そんな時に先輩社員と飲んでいる時に「もっといい加減になれば?」とアドバイス受けたんですよ。それからはスピード重視で60%くらいの完成度で資料を提出するようになったんです。
他の有名な事例では、マイクロソフト製品は完成度60%で市場に出してバグを潰すことで有名です。だから長年Windowsを使う人は新しいOSが出てもすぐに手を出さず数年してバグが出きった時に新しいOSに移行します。
そんな感じで完璧主義はほぼデメリットしかなく、スピードには大きなメリットがあるということを覚えておいてください。
補足すると、完璧主義も先ほどの心配性の裏側にしかすぎません。完璧にしてもクレームが来る時は来ます。なので完璧を求めても意味はありません。それよりも本来の目的は作ったコンテンツの反応を見ることなので完璧主義は良い点はほとんどないことを理解してください。
また、完璧なコンテンツを作れば大量に販売できいきなり不労所得ゲット!的に考えるのもNGです。ほぼそんなことは起こりません。手間をできるだけ小さくしながら、数多くコンテンツを公開することでお客様が何を欲しているのか把握することに注視しましょう。
- 本来の目的:商品を早くリリースして反応の高いカテゴリーやニッチを見つけること。
- 勘違い:最初から完璧な商品を作れば大ヒットしていきなり億万長者になれると思ってしまうこと。完璧にしないと猛クレームが来てしまうと思ってしまうこと。
- 対策:完璧かどうかはあなたの主観でしかないので早く市場に出して反応をもらい、どの程度の商品を作るべきか確認し、基準を作る実際には期待すれば裏切られるのがビジネスなので、一発必中を狙わずに数打ちゃ当たる戦略にする。
少し稼ぐと悪人が寄ってきて怪しい投資やビジネスに手をつけて大金を失う
最後の失敗事例は、何らかの結果を出した人向けになりますが、最初から知って無駄なことはありませんので記載しました。詐欺師というのは、お金の匂いに敏感です。あなたが少し結果を出し始めるとコンサルの生徒の兄弟みたいな少し違うところから怪しい人が寄ってくることがあります。
高利でお金を貸し付けたり、儲け話を持ってきたり、新しいビジネスの勧誘などさまざまです。
特に少し結果が出た段階では、自分にビジネスの才能があると思い有頂天になっている可能性が高いので、冷静に考えれば断る話も何度か高級料理店で食事を奢ってもらい、ティーアップされ続けると感覚が麻痺してそっち方向に引っ張られます。
そうならないように、最初に長期計画を立てて、5年後、10年後にどうなっているか明確にしておき、そこから外れる活動は全て排除するくらい厳しく考えて行動したほうが良いです。
特にビジネスで成功するとなぜかもっと早く稼ぎたいと思い、多くの方がFXに移る傾向が高く多くの人がそこで大金を失いました。反面教師としてこれらの事例を抑えつつ着実にビジネスを築きましょう。
- 本来の目的:稼いだお金はFIRE実現のために金融資本に変換するもの。
- 勘違い:自分にはビジネスの才能があると勘違いし、一見詐欺師に見えないような人物に美味しい話を持ちかけられて怪しい投資話や法定金利以上の借金をして運用で結果を出そうとする。少しお金ができると増やすためにFXトレーダーになろうとするのも一緒。
- 対策:初心に戻り稼いだお金を着実に積み上げるようにする
まとめ:簡単に稼げるビジネスなんてないと理解する
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事ではコンテンツビジネスをスタートしようとしたときに直面する課題やハードルについて、原因と対策についてまとめさせていただきました。繰り返しになりますが、
- マルチタスクではなくシングルタスクに今すぐ切り替える
- コンサルでは基準値と行動量を上げることに集中する
- ビジネスはゲームと一緒:経験値を貯めて武器レベルを上げる
- 完璧主義にメリットは一つもない
- 成功すると落とし穴があることを意識しておく
ということをしっかり理解していただきたいです。
最後に非常に重要なことなので抑えておきたいのは「簡単に稼げるビジネスなんて存在しない」ということを理解しておくことです。
もし、詐欺サイトが販売しているような「誰でも寝たままでも100万円稼げる」というビジネスがあったら、世の中働く人いなくなりますよ。しかし、実際にそんな世の中になっていないわけですよね。ということは、世の中そんな甘っちょろいビジネスはないと肝に銘じることです。
とはいえ、あまり難しく考える必要もありません。必要なのは以下の3つです。
- 継続性
- 一点集中
- 行動量の最大化
ぜひこれらを強く意識しながら着実にコンテンツビジネスを構築していきましょう。
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