副業で失敗しない会社員収入(家計キャッシュフロー)をビジネスに投資する4つの戦略

こんにちは、井村尚弥です。

この記事では副業でFIRE(経済的自由を獲得し早期リタイアする)状態を作り出すために、ビジネスをどう育てていけば良いか、について記述していきます。

参考【副業ロードマップ】お金持ちになるための金融資本を増やすたった1つの方程式とは
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という私も二度、正社員から事業をやるために退職した経験があり、その度にいろんな経験をしたことがありますので、経験上「こうしたら良い」ということは人より言えるかなと思っています😅

さておき、副業を目指す人にとってはとても野心的な方も多いのではないかと思います。人それぞれ状況は違いますが、会社や取引先との人間関係や嫌で辞めたいとか、会社の業務が平凡でつまらないことばかりで何か刺激的なことをやりたいとか、その手段としてビジネスを選ぶ方もいると思います。

まずそんなあなたにお伝えしたいのは「ゆっくり長い目でやろう」ということです。

正社員のような安定的な地位や毎月の給料を捨てて独立した途端に収益が不安定になったり、事業のパートナーが全然働かなかったり、甘い言葉に誘われて退職したのに全く違い状況だったり、、、と慌てて独立して良いことはありません。

資金繰りをなんとかするために金融機関を駆け回り、借金だらけになるなんて想像したくもないことが起こってからでは正直遅いわけです。まずはしっかりビジネスを長い目で育てて安定的な収益を得て、ある程度金融資本も構築できて会社員の給与がなくても、むしろ独立した方が有利と判断できた時に独立すればいいのです。

なのでこの記事でしっかり理論を理解して頭に叩き込んでから、まず副業状態でも行動できる自分を確認するようにしましょう。では、始めていきます。

このページで確認できること

基本的な考え方:即辞表を出す、ということではない

副業の基本的な考え方:即辞表を出す、ということではない
副業の基本的な考え方は即辞表を出す、ということではない

ここは繰り返しになりますが、副業をする即独立を目指すということではありません。仮にあなたが年収500万円の会社員だとしたら、あなたの資産価値は5億円ほどになります。計算式は以下の通りです。

500万円(年収) ÷ 1%(市中金利) = 5億円

あなたは現状市場価値5億円の人的資本を所有しているわけです。会社を辞めるということは、この5億円の資産をドブに捨てることを意味します。

なので、少なくとも金融資本で5億円構築するのは非常に困難ですが、最低でもビジネス資本で年収500万円稼げるようになり、できれば労働量を減らして自動で売り上げを構築できるような状態にしてから、余力を持って辞めるようなストーリーを自分の中で構築した上で辞めたければやめればいいと思うわけです。

では具体的にどのようにビジネス資本を構築するのかについてお話ししていきます。

副業に失敗しない4つの家計のビジネス投資戦略

会社員収支とビジネス収支を分けて管理する
会社員収支とビジネス収支を一緒にしない!

まず最初にやっていただきたいのは、会社員の収入支出とビジネスの収支を分けることです。そして、少なくとも会社員の収支だけで黒字になるようにコストを削ることが最初にやることです。その上でビジネス資本を構築していきます。

毎月のキャッシュフローを把握する

まず最初に家計とビジネス両方のキャッシュフローを把握するようにします。使うのはExcelでもGoogle Spreadsheetでも構いません。ちなみに参考までに私の管理方法をご紹介します。私はExcelとMoneyforwardという家計簿ツールを併用しています。

  • Moneyforward:出入金の記録用
  • Excel:全体のキャッシュフロー管理

手順は非常にシンプルです。

STEP
Moneyforwardで日々の出入金を管理

Moneyforwardは銀行、証券会社、クレジットカード会社、ポイントサイトなどの口座連携ができ、ボタン一つで出入金をチェックできます。私は朝起きたら口座情報を更新して昨日の入出金を確認します。Moneyforwardで記録した入出金をExcelに記載して予算と実績の管理をします。

STEP
Excelで家計とビジネスのキャッシュフローを管理

Excelは予実管理(予算と実績を管理する)として使っています。会社員時代に営業部の予実管理をしていたのでその名残かもしれません、、、

まず月ごとの日ベースでの予算を決めて入力していきます。と言っても食費みたいな毎日かかる費用に関しては週次や月次で一括入力しておきます。この予算表には全てのサブスクやビジネスで使っているツール代やコンサルフィーなど全ての予定されている支出も書いておきます。

そうすると月次でどれくらいの入金と出金があるのか一目瞭然にわかります。

ただ、私の場合はここから一手間加えています。ビジネスとプライベートの集計を別々にしています。Excel管理表にカテゴリー欄を作っておき「ビジネス」「プライベート」と仕分けしておき、SUMIF関数で集計を分けています。

こうすることで、プライベートとビジネスで収支バランスを見ることができ、例えばプライベートでマイナスになっていたら何が原因かを突き止め今後の無駄遣いを防止するようにすることも可能です。

こんな感じで最低3ヶ月分は予算を作っておき、家計とビジネスのキャッシュフローの健康状態をチェックすると良いです。

私はこの仕組みを10年以上前から途中中断したこともありますが、基本的に継続して全体的な資産の把握に努めています。私のやり方に限らず、Cash is Kingと言われるようにキャッシュフローは最も大事な指標ですから、少し面倒かもしれませんがチェックするようにしてください。

キャッシュフロー管理が確率できたらビジネス資本の構築に入っていきます。

ビジネス労働収入とビジネス資本収入

副業のビジネス収支も分けて考える
副業のビジネス収支も分けて考える

ビジネスでの収入はビジネス労働収入とビジネス資本収入と分けます。

ビジネス労働とは、あなたが時間を使ってサービスを提供して稼ぐタイプの収入です。

正直いうと、この方法でまず実績を積むのが一番簡単です。オンラインコースを作ったりするより、比較的早く稼ぎ出すことができます。おすすめです。

次にビジネス資本収入とは、あなたの作ったコンテンツが働いてお金を稼ぐタイプの収入です。

あなた自身はコンテンツを作るために労力は必要ですが、一度作ってしまえば、あとはシステムが稼いでくれるものです。

ビジネスの種類でいうと、ブログやYouTubeのアドセンス収入やサイトアフィリエイト、あとはオンラインコースなどを販売するものです。

  • ブログやYouTubeの場合はアクセスや再生回数を稼ぐだけである程度収入が発生しますし、顔出しやサポート不要なので非常に人気があります。
  • サイトアフィリエイトは特定の商品のアフィリエイトをASPと提携して販売するもので、基本的にアクセスを集めたあとコピーライティングを使って商品を購入するようオファーをかけていきます。なのでアドセンスに比べると高度な技術を要します。
  • オンラインコースはこの中では一番難易度は高いと思いますが、アドセンスやサイトアフィリと違って固定客がつきやすく販売単価も高額になることもあるので一定のビジネス経験がある方であればチャレンジする価値があります。

ただ、このコンテンツビジネスは非常に人気があり、「不労所得」という甘い言葉で装飾されることが多いですから、この言葉を使う人たちには注意が必要です。

ともあれ、事実としてコンテンツビジネスは基本的に作ってしまえば、あと工程の販売はGoogleやココナラ、Udemyなどのプラットフォーマーがやってくれるので取り組む価値があり、最終的にはこの分野である程度の資産を構築することが目標になります。

ビジネス労働とビジネス資本のバランスの取り方

ビジネス労働とビジネス資本のバランスの取り方
ビジネス労働とビジネス資本のバランスの取り方を考える

ここまで読んで多くの方は資本を作って後で楽をしたいという思いが強いので、コンサルなどの面倒なことはやらずにブログやYouTube、オンラインコースを作りがちです。それも一つの戦略としてありですが、私としてはお勧めできません。というのも、コンテンツを制作しても結局売れなければ意味がないわけです。

コンテンツが売れるためには、あなたのその分野の実績や指導実績、さらにはお客様の声がなければなりません。

既に実績やお客様の声を収集されているのであれば問題ないですが、そうでない場合はまず実績作りからスタートしましょう。なので、最初はビジネス労働を中心に実績や売り上げを作ることです。

会社員収入(家計のキャッシュフロー)のを金融資本と人的資本に分散投資する

会社員収入の一部を金融資本と人的資本に分散投資する
会社員収入の一部を金融資本と人的資本に分散投資する

ビジネスの収入の種類について理解したところで、次に会社員収入(家計のキャッシュフロー)との関係性を見ていきましょう。

先に解説したように、基本的には会社員収支(家計のキャッシュフロー)とビジネス収支は明確に分けることが必要です。

そうしないと金融資産を積み上げることができなくなったり、ビジネスの売り上げを趣味に使い込んだりと良いことがないからです。

しかし、会社員収支(家計)の利益部分(キャッシュフロー)の振り分けについては明確化しておく必要があります。まず第一に会社員収支(家計)だけでキャッシュフローをプラスになることが前提で、できれば5万円〜10万円は残るような家計にすることです。その上で、そのキャッシュフローを金融資産とビジネス投資の二種類に分けます。

例えば、7万円を金融資産の積立に回し、残り3万円でビジネスに必要な経費を払う、という感じです。

この割合については個人で決めていただければと思いますが、推奨は先ほどの7:3の割合で分配することかと思います。仮に3万円をビジネスに回した場合、年間で36万円の経費として副業投資に使うことになります。サラリーマンとして副業するのであれば十分な金額かと思います。しかも、毎月7万円で年間84万円の金融資産も構築できますからストレスなくビジネスに向かうことができるかと思います。

もし、会社員収支(家計のキャッシュフロー)で月5万円しか捻出できない場合は、4:6にして積立2万、ビジネス投資3万としながら、ビジネスで頑張ってプラス収支にして積立額を上げていく戦略でも構わないです。

どちらにしても戦略的にお金を振り分けることが重要になります。

1年以内にビジネス収支だけで収支ゼロになるようにする

1年以内にビジネス収支だけで収支ゼロになるようにする
1年以内にビジネス収支だけで収支ゼロになるように頑張る!

ビジネスの活動単位は1年が基本ですので1年単位でビジネスを管理する必要があります。そしてまず初年度に目指すべきか1年で収支をトントン、プラスマイナスゼロにすることです。

先ほどの例で挙げれば年間36万円の投資に対して、36万円のキャッシュインが生まれればトントンになります。売上にはビジネスの種類によって手数料がかかりますから、単純に売り上げではなく手取り額で計算することが大事です。

理想は1年間で投資を回収することですが、一般的なビジネスではこれは非常に早い投資回収スピードになります。ネットビジネスであればこのくらいのスピード感は十分達成可能です。

私は物販でもアドセンスでも少なくとも半年で投資額を回収してきました。それだけ初動の負荷は高いのは確かですが、一度軌道に乗ればあとは楽になるので頑張る価値はあります。

ただ、1年で全額ではなくても最終的に年度締め切りまでに月額で3万円以上のキャッシュインを達成して来年度以降も継続できるようになることでも実際には未達ですが、投資回収できる環境は構築できたと考えることもできます。

なので、どちらにしてもビジネスは長い目で見る必要がありますし、決して短期的に稼げないからと次のノウハウに飛びつくのではなく1年間で投資回収できる目処がつくかどうかで判断すべきと考えます。

まとめ

summary

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事では副業でビジネス資本を構築するための会社員収入との関係や投資の考え方について解説してきました。

まず第一に会社員収入だけで5万円〜10万円の余力を作り、その余力を金融資本とビジネス資本に再投資することです。その上でビジネス資本の投資額をできれば1年間で回収できるよう必死にビジネスを行うことが初動では必要です。

また別のコンテンツでお話ししますが、ビジネスというのはサラリーマンやバイトのように会社にいるだけでお金がもらえる種類のものではありませんし、どちらかというと競争の世界なので他人に勝ち続ける必要があります。

といってもプロの世界のように引退させられたりするような超厳しい世界ではありませんのでご安心ください。プロスポーツ選手に比べればぬるま湯のような環境ですから、人によっては少し頑張っただけで結果が出る可能性もあります。

次回の記事では、私がお勧めするコンテンツビジネスについて具体的な構築ステップをお伝えしますので、興味のある方はぜひご確認ください。

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