こんにちは、井村尚弥です。
この記事では副業としてスタートさせた事業を最終ゴールに到達させるために必要な事業計画の立て方について報酬感覚プランニング 応用として人間の特性にマッチしたフォーマットを使って作成する方法を紹介します。この方法を知ることで今まで何十回と倒れていた計画がバチっとはまってゴールまで実行可能な状態になります。ぜひこの記事を読んだらすぐに実行に移してください。
また、この記事では鈴木祐さんの「ヤバい集中力」で紹介されている報酬プランニングを使う方法をご紹介しますので詳細について知りたい方はぜひ本書も読んでみてください。その他にもたくさんの集中力強化法が紹介されていますので、、、
以前別の記事で報酬感覚プランニングについて書いておりますので併せてチェックしておいてください。
なぜ長期目線で事業を考えなければならないのか
さて、まず最初にお伝えしたいことは「早期の結果を求めすぎない」ということです。
これは私も含めて多くの方が経験することだと思いますが、私たちは会社員、派遣社員、アルバイトなどの給与形態に慣れているので時間を投下すれば翌月には一定額のお金が入ってくることに慣れてしまっているため、ビジネスも同じ感覚で稼げると勘違いすることにより、なかなか結果が出ないことに対してショックを受けたり落ち込んだりして継続できなくなります。
特に初心者にありがちなのは、高額コミュニティに入るとモチベーションが高く威勢もいいのですが、数ヶ月経つと、結果が伴わないためにモチベーションがゼロになり、コミュニティからフェードアウトしていきます。せっかく数十万円の自己投資をしたにも関わらずそれでは非常にもったいないですよね。
で、別のコミュニティに行けば稼がせてもらえるかもとか、稼ぎやすいかもとか、私に合ったビジネスに出会えるかも、なんて甘い考えでまた大金を払うわけです。最終的に”合う”ビジネスで出会いビジネスが立ち上がれば良いのですが、お金と時間は有限ですから結果が出なければ資金も時間もなくなるわけです。
そんな結末にならないためにもこれから説明する長期計画を理解し、理解するだけでなく実際にあなた自身の事業としてのプランを作成して実行に移してください。
5年先までの長期ロードマップを描きながら逆算で倒れない計画を立てる
市販で売られている書籍の中には100歳まで計画を立てるようなものもありますが、あまり先が長すぎるとイメージができません。先に紹介した「ヤバい集中力」でも書かれていますが、人間はそんな先の未来なんて想像したところでリアリティを感じることはできませんし、すぐに忘れてしまいます。
であれば、直近でも少し先の5年先をイメージしながら、その5年目のイメージを数値化して、そこにたどり着くまでの計画やストーリーをブレイクダウンしながら、直近の今月、今週、今日のタスクに逆算して落とし込むしてください。
そうすれば、直近もタスクが先の、今週、今月、今期、今年の目標と連動して、最終的に5年先の目標にもつながっていくわけです。人間の本能として近い獲物には興味が湧きますから、この仕組みを使って自分の鼻の先にニンジンをぶら下げて走り続けていけば目標は達成できるということです。
ただ、逆算して計画を立てれば達成できるか、といえばそうでもありません。目標を逆算すること自体はやったことある方もいるでしょうし、計画倒れになった人も少なからずいらっしゃいます。
そこは鈴木裕さんの報酬プランニング(人間の習性を利用したタスク実行法)を活用して実行可能性を上げて逆算式の倒れない計画を作成していきましょう。
報酬感覚プランニング 応用を利用して事業計画を立てる
報酬プランニングとは、鈴木祐さんの「ヤバい集中力」の第二章「報酬の予感 〜脳内ホルモンを操る目標設定の奥義〜」で紹介されているワークシートです。私はこの本を読んだときにこの章に大きな衝撃を受け、すぐに実行に移し、ブログ記事でも紹介したくさんの方にアクセスいただきました。
報酬感覚プランニングとは
鈴木さんの言葉を借りると報酬感覚プランニングとは以下の内容になります。
このシートで採用したテクニックは1970年台からの研究で生まれた大量の対策から特に効果が大きいものを厳選したものです。順を追って考えていくことで、自然と報酬の予感が最適化されるようデザインしました。いわば科学が認めた集中力アップテクニックのオールスターです
「ヤバい集中力」鈴木祐
次に実際のシートに出てくる項目について解説します。
ターゲット
実際の書籍のワークシートには「どうしても集中力が続かない作業の中から、自分にとって最も重要なものを選んで書き込んでください」と書かれています。このシート自体が短期的なタスクに対して作成されていることから、目の前の作業ベースでターゲットを決める仕様になっています。
しかし、ターゲットとは目標とも解釈できるので、5年後のターゲット、1年後のターゲットと長期プランで達成したい目標にすることもできます。
重要度チェックと具像イメージング
ターゲット自体を書くことはそれほど難しくはありません。「こうなりたい」を書くだけなので。
しかし、ターゲットの達成度を左右する項目として重要なのは、
- なぜそのターゲットを達成したいのか(重要度チェック)
- 目標を達成したらどんな状態になるのか(具像イメージング)
ということです。
前者を重要度チェック、後者を具像イメージングとして詳細に書き出すことで単なる空想に近い願望から、脳が理解できる理由づけや達成イメージに落とし込みます。
リバースプランニングで計画を身近なものにする
ターゲット・目標を達成するまでの工程を書き出していきます。
- 5年計画なら1年ごとの工程を書き出す。
- 1年計画なら四半期毎の計画を出す。
- 四半期の計画なら1ヶ月毎の計画を立てる。
- 月間計画なら週次計画を立てる
- 最終的に週次計画をデイリータスクに落とし込む
これが逆算計画(リバースプランニング)です。
各期間ごとにターゲット、重要度チェック、具像イメージングを行います。すると、四半期、月間計画など時間軸が近くなるほど達成した時のワクワク感が大きくなっていきます。重要なのは、この各期間でワクワク感をリレーしていくことです。
人間は達成可能と判断すればやる気が出ますが、無理と判断すれば無視します。わざわざ無理ゲーに参加する人はいません。でも、長期的には今イメージしにくいことでも、ブレイクダウンしていくうちに何か達成できそうな”予感”が得られれば人はワクワクするものです。
この習性を利用するのが報酬感覚プランニングのリバースプランニングです。
事業計画作成におすすめのツール(Roam Research)
報酬感覚プランニングを作成するのは別にツールを指定することはありません。ノートや手帳のようなリアルな書き込みでもOKですし、NotionやEvernoteなどの人気のノートツールでもOKです。
しかし、私のオススメは、Roam Researchです。これもノートアプリですが、メインページとサブページが同時に表記できますので、デイリータスクをメインページ、週間計画をサブページに表記させることで、日々のタスクの進捗や遅れなどの調整もストレスなく行うことができます。
計画倒れにさせないための事業運営の2つのコツ
ここまで長期計画からの逆算した計画の立て方、報酬感覚プランニングを使った脳科学を使った計画の作り方を紹介してきましたが、これでもまだ失敗する可能性が残っています。
それは、以下の2パターンです。
- デイリータスクを詰め込み過ぎて実行不可能になる
- 計画が遅れ過ぎてやる気がなくなる
解決策は単純です。修正していけばいいだけです。
会社員の方ならご存知でしょうが、企業でも目標や計画は頻繁に修正されますよね。だから別に予定を入れ替えたり、下方修正したりすることに自己嫌悪を感じる必要はありませんから柔軟に計画を変えていきましょう。
タスクの時間見積は実績値で修正していく
例えばブログ記事を1記事書くのに1時間と予定を立てたとします。しかし、実際に記事を書いてみると3時間かかってしまった。これじゃ全然目標達成できないじゃん!と憤りを感じたり、自分の能力のなさを呪うかもしれません。
でも、そんな必要ないです。3時間かかったのなら、次回からブログ記事作成時間を3時間として予定すればいいだけです。
私たちは自分の能力を過大評価する習性があり、ギャップに落ち込みます。別にそれが悪いことではありません。ビジネスでは落ち込んだら売り上げが上がるということはありませんから、落ち込まずに淡々と計画を修正するだけでOKです。
週次、月間、四半期の目標タスクを柔軟に入れ替える
これも先ほどの流れと一緒ですが、当初立てた計画より実行に時間がかかったりすることは頻繁にあります。そんな時は計画も柔軟にずらしていくようにしてください。
できれば年間計画は最後まで変えないようにしたいので、四半期、月間計画、週次計画の中では順番を変えたり、ターゲットを後にずらしたりしてもOKです。
まとめ:計画を立てたらあとは淡々と実行するだけ
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事ではビジネスを長期計画から逆算してブレイクダウンし、さらに報酬感覚プランニングという脳科学で実証されたテクニックを使って人間の習性を最大限生かした計画書を書く方法をご紹介しました。さらに、実際の事業運営で使えるテクニックやマインドについてもお伝えしました。
ここまでくるとだいぶビジネスイメージが明確になってきたんじゃないでしょうか。
ですが、最終的にはデイリーでのタスクの実行を着実にこなすことが重要となり、日々の実行の中で出てくる悩みを解消しないと計画倒れになる可能性はまだゼロではありません。
次の記事では、日々の活動を管理するための方法についてご紹介しますので引き続きお読みいただければと思います。
コメント